移転/開業のトレンドレポート
立地の常識は、もう非常識?
- その経営者の名は、「石窯パン工房穂の香」の奥谷貴史氏。狭山市駅近くに構えていたお店の立ち退きを迫られていた4年前。駅前のスカイテラスという商業施設に一度は移転を決めたにも関わらず、駅から車で5分の距離にあるコンビニ跡地に場所を変更。その地に出店以来、堅調に業績をあげている。どうして、こんな思い切った決断ができたのか。奥谷氏に間いてみると、頼れるパートナー、ダイユーの存在があった。
- Q出店の経緯は?
- ス力イテラスへの出店にあたり、店舗設計をダイユーさんにお願いしました。いろいろ相談していく中で、郊外に出店したほうがいいという強い提案があって、そこから検討に入りました。
- Qこの場所に出店を決めたポイントは?
- ダイユーさんの市場調査が綿密で、説得力があったからです。場所選びまでは3ヶ月かかりましたが、集客の見込みを割り出してくれたのはもちろん、何キロ圏内にこの世代がこれだけいるから、日商をシミュレーションするとこうたる、というデータをきちんと出してくれたんです。
- Qコンビニの跡地に 不安はありませんでしたか?
- 不安はありました。実は銀行からも「コンビニがうまくいかなかった土地で大丈夫か?」と指摘されました。でも、ダイユーさんのデータを見て、不安はなくなりました。むしろ駐車場が用意されているということで、クルマで移動する家族客を狙えるという期待がありました。店舗スペースも広いので、キッズスペースの他に、イートインコーナーを設置しました。焼き立てがその場で食べられると好評です。
- Q移転資金の調達はどのように?
- 収支の試算、扇房機械の導入なども含めたトータルな資金計画をダイユーさんにお願いしました。「ダイユーの提携リースは高いので、銀行融資の割合を多くしましょう」というアドバイスが嫡しかったです。
- Q開店から4年半、 経営は順調だと聞いています。
- 客単価は移転前に比べて、300円ほどアップしています。店舗正面に9台、裏には4台分の駐車場があるにも関わらず、土日は入店を待つ車で渋滞ができるほど、ウチのパンを目的に車で来店するお客様が多く、ダイユーさんの調査通りに成果が上がっていると実感しています。
- <郊外店ならではの、ゆったりした店舗設計>
- キッズコーナー クルマで訪れた家族 客が、子供を遊ばせ ながら安心して買い 物できる。
- 車のお客様は、一度に沢山のパンを買う場合が多い。また雨の日も 傘で手がふさがることがないの で、売上げが落ち込まない。
SHOP DATA
- 住所埼玉桌狭山市柏原2938-24
- 立地条件狭山市駅から1,426m
- 人口艇的16万人(狭山市)
- 開業年2007年10月
- 當業時間7時~19時
- 定休日火曜日
- 駐車場の台数13台
- 顧客層20代·10%/30代·20%/40代·30%/50代以上·40%
- 宮業面積全休·50坪(克切場·20坪/工場·30坪)
- 從業員販克·20人/工場·9人(社員4人)
- 日商20~25万円(土日祝40~45万円)
- 客单価900~1000円
- 1日当たり約250人(土日祝約450人)
- オーブン台数2台
- パンの種類80〜100種類