2017年 2月 vol.27 Bakery Partner

店舗開発トレントレポート

移転・改装するなら、政策によって
融資か通りやすい今か絶好の好機てす!

現在は中小企業、個人事業主に融資を積極的に行おうという政府の方針で日本政策金融公庫で一定の条件を満たせば融資を受けやすい傾向があります。移転・改装を視野に入れているパン屋さんにとっては時代が追い風となっているこのタイミングがチャンスと言えます。今回は移転・改装するときのポイントをお伝えしますので参考にしていただけたら幸でございます。
  • いつ動きだすのか!?早期行動なら選択肢は多い
  •  「売上が落ちてしまって、なんとかしたいんです。移転・改装を考えているのですが……」ということでは、できることに限りがあります。ここの見極めを間違えて手遅れになると八方塞がりになってしまいます。決算書が黒字の状態で、先を見越した動き出しができていれば選択肢は多く、他社との差別化も大きく打ち出すことが可能です。事業継承やお店のさらなるステップアップを検討されている場合は移転・改装を視野に入れるとよいと思います。移転・改装する時期は売上が見込めない夏などが好ましく、短期間で完成させることがポイントです。改装に関しては工期を短縮するのに元図面の有無が重要になります。元図面があれば工期の約束ができますし、具体的な見積もりをつくる事ができますから、金融機関への交渉もスピーディーに進められます。

    株式会社ダイユー 取締役 星野 理絵さん

移転・改装の工事中の時間を最大限に有効活用する!

移転・改装でお店が営業できない間は、自店舗を一度落ち着いて見直す良い機会になると言えます。工期を有意義に過ごして、飛躍の糧にしましょう。
  • スタッフの再教育

    自店でトップクラスのスタッフでも実は井の中の蛙の場合もあり。他者と比較したり、再度一人ひとりの伸び白を教育することも店全体のレベルアップにつながります。

  • 販売の見直し

    普段製造に追われているオーナーが自店のスタッフとお店のことを考えるチャンス。包装資材や作業性の見直し、接客用語の統一化など社内講習の時間にあててみては?

  • 売値の適性化

    原価を計算し直して売値の適正化を図るチャンス。売れ筋の分析、原材料の見直しをする良いタイミングです。売りたい商品はPOPなどで再度お客様に売り込む準備をしましょう。

  • 情報収集

    パン屋さん巡りで情報収集するチャンス。他店が提案している最新のパン・売れ筋のパンはもちろん、接客や店づくりなどを見学してスタッフと情報共有することも勉強になります。

  • 今後の事業計画

    今後の事業計画をじっくり考えられるまとまった時間ができます。このタイミングで資金計画はもちろんのこと、自店の発展性や人材計画など5年後、10年後を見据えて計画を考えてみてはいかがでしょうか?今後近隣に出来るであろう競合店対策として、「地域一番店」になる用意をして差別化をしていきましょう。

移転と改装
どっちが良いの?

移転を考える場合、常連さん離れや売上げの低下を懸念して二の足を踏んでしまうもの。一方、改装となるとお金をかけたのに満足な結果が得られなかったらと悩みは尽きません。そんな時は次のように考えてみることをおすすめします。

常連さんを大事にしたいなら改装がおすすめ!

  • 既存設備を使える!

    常連のお客様がいることや地域に密着・定着しているので新規開店するより売上げ見込みや季節変動売上げなど予測がつきやすく、的を外さない戦略で利益率の 高い経営が望めます。
  • 改装の注意点

    常連のお客様などにも休業期間は迷惑がかかり、これが客離れにつながる可能性もあるため、売上げの低い時期、定休日などを利用し改装することが必要。短期間かつきちんとリニューアルしたことがわかる工事をするとことが重要。
  • ダイユーならこんな改装が可能!

    既存図面より改装したい箇所、作業導線の見直しや厨房機械の入れ替え、店の雰囲気の変更を迅速に実行。売上げUPにつながる商品と質のよい接客を実現することができます。
  • リヨンライズ様
    隣のスペース(テナント退去)により、店舗の拡大が可能に。もともとお客様に愛されているお店であったため改装されたことでお客様満足がさらにアップ!

大きく事業をステップアップさせたいなら移転がおすすめ!

  • 店の周辺環境をチェンジ

    開業当初から競合店の増減や人口増減、人の流れが変わるもの。店の商品には自信があっても周辺の客層が求める商品でない場合もあり同じ費用をかけるのなら新天地でのリスタートをおすすめします。
  • 移転の注意点

    厨房機械は運べても、設備内装工事費用はかかりますし、移転先が遠い場合は人も探さなければならないため、新規開店同様の準備が必要になります。金融機関の借り入れ等も再度審査になるため、慎重に物件を探す必要があります。
  • ダイユーならこんな移転が可能!

    定休日の翌日準備で休みがないなどの現状から脱却。物件候補地があれば市場調査や事業計画をはじめ、改善したい点を踏まえた新たな提案ができます。日商30万円以上売り上げる経営が実現できます。
  • コンビニ跡地がおすすめ!

    パンパティ様(相模原店)

    ●既設の設備を利用して開店投資を軽減。
    ●駐車場があるので商圏が広く、車ゆえに手が塞がらないので高単価!かつ雨天営業にも強い!

    特に競合他社の分析、商圏選定、正確な売上予想などダイユーの市場調査には自信があります!

  • 次回4月号でコンビニ跡地へ移転した
    パン屋さんの実例を紹介します!

    複数店舗経営しているオーナーがコンビニ跡地へ移転を決意!4回目の出店でダイユーを選んだ理由とは?

    乞うご期待!