新規開業のトレンドレポート
この場所で開業して日商80万円。
今まで1,000個売れていたヒット商品の塩パンが
5倍以上の5,000個を販売する大ヒット商品に!
今まで1,000個売れていたヒット商品の塩パンが
5倍以上の5,000個を販売する大ヒット商品に!
10年前に社長が「塩パン」を開発。中にたっぷりのバターを巻き込んでいるので、一度で3種類の食感が楽しめる仕上がりに。上はソフトフランスの食感。下は溶け出したバターの効果で油で揚げたかのようなカリカリ感で、中はもちふわ。塩は焼成後にも塩の形を残すことができるこだわりの食材で、産地などは企業秘密。
- Q2店舗目の出店の経緯を教えて下さい。
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もともと八幡浜市で日商30万円のパン屋をやっていたんですが、3年前に私が入院。3ヶ月間現場から離脱しました。病院から指示だけでも出せればまだよかったのですが、それもままならず歯がゆい思いで皆を信じる他ありませんでした。この時、修行から戻ってきていた息子(平田部長)が、私と同じクオリティでお店を運営してくれたのです。正直大変なことになると思っていただけに、息子は親子という関係を超えて、信頼できる存在なんだと客観的に考えられるようになりました。
平田部長の10年のキャリアと私の入院を機に立証された店舗運営管理能力をみて、私は彼の経験値として不足しているのは「新規開業」だと分析しました。そこで、もともと平田部長がお店を出したいと言っていたことも知っていたので、パンメゾンの2店舗目を運営することに決めました。 - Q日商80万円を成しえた要因は何だと思いますか?
- 技術とソフトの融合だと思います。もともとパンメゾンには塩パンというヒット商品(技術)がありました。販売当初は10個からのスタートで徐々に50、100、最終的に10年で1000個売り上げるようになりました。一般的に100個売れればヒット商品と言われますから、塩パンにはそれなりの自信がありましたし、これに販売のノウハウ(ソフト)があればどこにも負けないと考えていました。そこである会社にお願いをしたんです。それがダイユーさんです。結果、その2つが噛み合って5倍以上の5000個を販売することができました。一緒にお店づくりができて本当に良かったと思います。
ダイユーに店舗プロデュースを依頼した
3つの決定打
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❶ 想像を越えた衝撃
売れているというパン屋さんへの視察をした時のこと。その時、八幡浜店は日商30万円売っていたので多少の自信があったのですが、店舗の規模・商品ラインナップ・ノウハウが良い意味で想像を超えた次元で運営されていて、強い衝撃を受けたんです。どこがプロデュースしているのか調べたらダイユーさんだったので、2店舗目を出すならダイユーさんと心に決めていました。看板商品である塩パンを加えれば、より大きな成果が残せるのではないかとも考えていました。 -
❷ フォロー体制
オープン時、応援員の存在に大変助けられました。彼らは、パン生地に触れたことがある人が4人しかいないというほぼ未経験の集団を指導しながら、パンを製造する離れ業をしてくれました。さらには、販売まで目を配りアドバイスをしてくれたので、心強い存在だと実感しました。お店が軌道に乗れば応援員とはお別れですが、それ以後もフォロー体制がしっかり確立されていて助かっています。例えば、販売に役立つポップや新しいレシピなどを送ってくれます。 -
❸ 熱意
最初は「お前、あんなところには猫もいない。いるのは虫だけだぞ!」と知人に言われ不安もありましたが、何回も市場調査の為に足を運んでくれたことや星野社長と取締役の理恵さんがとても熱心だったのでその不安は払拭されました。当初1日で2,000個の塩パンが売れるとダイユーさんに言われた市場調査の結果は、50万円プラス20万円(塩パンパワー)で日商70万。現在は両方とも上振れして塩パンは土日6,000個、日商は土日とも100万円です。
- Qオープン前、どんな不安がありましたか?
- 日商70万円を実現する為に、ハローワークや求人情報誌で40人の人員を揃えたのですが、パン生地に触れたことのある人員は、私を含めたったの4人。日商70万円も未体験の数字ではありましたが、それより製造量と従業員の教育計画に不安を抱いていました。また、パンメゾンの2店舗目としての開業だったので、八幡浜にある本店の味を守るプレッシャーがありました。ただ、平田社長がダイユーさんと作り上げた事業計画に揺るぎない自信を持っているのを見て「やってやろう!私の最高のパフォーマンスをしよう」と心に決めました。
- Qオープン当日の売上はいくらと予想?
- 80万円が現実的な数値だと予想していました。期待を込めて100万円を目標にするとダイユーさんに伝えたところ、返答は「120万円やりましょう!」と。当日蓋を開けると大盛況で、これ以上やるとスタッフが死ぬと思い、お客様には申し訳ないですが1時間前倒して閉店。売上は120万円超えていました。日商30万円の経験しかないスタッフと私にとってこの売上規模は未体験ゾーンだったので、無我夢中でした。かたや、ダイユーさんの応援員達が平然としている姿を見て、ダイユーさんに頼んでよかった、心強いパートナーだと実感しました。
- Q今後の夢は何ですか?
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平田社長 : 塩パンを全国の人に食べてほしい。そして、私が今までやってきた土台を活かしつつ、部長の色を添えてこれからのパンメゾンを盛り上げていってほしいと思います。
平田部長 : 経験者4人と未経験者の集団がここまで来られたのは、ひとえにスタッフ一人一人の向上心と努力があったからだと思います。本当に「人」に助けられています。皆で協力して塩パンを作り、5分に1度40個焼き上げていますが、まだまだお客様にお待ち頂いている状態です。今後はスムーズにお買い求め頂けるように改善して、より地域の方に喜んで頂けるパン屋になることが夢です。5年後くらいにもう一店舗構えられるように頑張っていきたいと思います。
パン メゾン
- 所在地:愛媛県伊予郡松前町大字中川原字新田406-1
- 立地:JR予讃線「市坪駅」から徒歩約15分
- 開業年:1996年4月
- 営業時間:6:30~19:00
- 定休日:火曜日
- 駐車場:25台
- パンの種類:120種類(生地9種類)
- 営業面積:67坪(売場23坪・工場28坪・その他16坪)
- 従業員:40人(販売 15人・工場 25人)
- 日商:平日 80万円/土日祝 100万円
- 客単価:平日 800円/土日祝 950円
- 1日当たりの客数:平日 約1,000人/土日祝 約1,050人
- オーブン台数:3台( 4枚3段・2枚4段・石窯)
- ミキサー台数:2台
<顧客層イメージ>
<顧客層イメージ>